MASAAKi TAKAHASHiの採用案、「折り紙でよせものde賞」の商品が出来上がりました!
受賞者、ロペさんの「折紙」の折り目が美しいと、「鯉」や「鶴」などのアイディアを見た時に、平面に描かれた絵でも象徴的な折り目がきれいで、完全な3次元にすることは難しいかもしれませんが、少しでも立体感を付けたら面白い作品ができるのではないかと思い、商品化採用に至りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■受賞名: 折り紙でよせものde賞
■タイトル: 折紙の鯉
■受賞者: ロペ様(東京都)
■商品名: 折紙の鯉(1点ものなので、同じデザインの販売はございません)
商品紹介:「折紙の鯉」の特徴は、折り目の綺麗さと、柔らかな立体感。
折り目の線は、シャープさを出すために特殊な真鍮線を使用してエッジを強調しています。また、折り目に挟まれた面は、それぞれ、立体感が出るように少しずつ面の向きが違う立体感を表現しています。
「折紙の鯉」は、今後、「折紙」シリーズとして、様々な作品を1点ものとして作りたいと考えています。本当の理由は、同じものをいくつか作る場合、折り目を表現する線が、0.1mm単位でいくつも作り管理しなければならないので、複製するのが難しいからなのです。そこに気を使うなら、作家MASAAKi TAKAHASHiも楽しみながら、個性ある「折紙」シリーズを展開したいと考えました。今後の展開をお楽しみに
■発売日: 未定
■受賞者コメント:
頭の中で描いていたイメージそのものが具現化されていて、感動しています。
折り紙の折り線だけではなく、ストーンの配置や配色も描いていたとおりに再現がされていて、
とてもびっくりです‼︎
「よせもの」についてはかねてより興味はあったのですが、ワークショップ等に参加したことはなかったので、制作工程については存じ上げておりませんでした。Instagramにて考えたデザインがいくつもの工程を経てどんどん立体的になり、完成してゆく光景はとても勉強になりました。Instagramの投稿を日々楽しみにしておりました。この鯉と一緒に色々な場所に出かけたいと思います♪素敵なブローチを製作して下さり、ありがとうございます!
■製作者コメント:
今回、「よせもの」で折紙のイメージを残したジュエリーに表現するという経験したことのないロペさんからの挑戦状と思い、製作者として取り組みました。ただ、これまでも立体物を作ることを得意としていましたが、いくつもの面を様々な方向に組み合わせるという構成がなかなかできませんでした。
そこで、面よりも線を作り上げることを優先し、面については、泥状の「寄粉(よせこ)」に空枠を並べるときに手の間隔でそれぞれの面の方向を微調整する方法としました。心配していた面の表現も最終的には、綺麗に仕上がり、新しい表現手法が完成し、今回の商品化も実現でき、ホッと胸を撫でおろしています。
■製作秘話:
折紙の鯉を手掛ける前に、ちょうど、アメリカからパーティー用にルビーをイメージした特注イヤリングの受注があり、そのデザインを、「ルビーの原石からカットされたイヤリング」をテーマに、「Facets」(宝石の面)という作品で実験することが出来ました。(上の写真)
これはこれで、成功したのですが、「折紙の鯉」は、面の構成がこれよりも多く、向きも様々な方向にすることを考えると、この方法では出来ないことがわかりました。そこから、折紙の鯉の製作までに悩まされる期間が続き、予定していた12月までに製作ができませんでした。
なお、今回、あまりにも複雑な作りのため、製作工程からロペさんへの贈呈式まで12回に分けてインスタグラムに投稿していますので、良かったら、ご覧ください。
今後、新しい「折紙」シリーズ作品が出る場合、MASAAKi TAKAHASHiのサイトでアップしますので、ぜひ、ホームページもご注目ください。
https://www.masaakitakahashi.jp/